本日より、月曜日のスリールがノベルゲームコレクションにて配布開始となりました。
配布を記念して苗純から振り返りコメントがあります。
そして、制作協力者のお二方からも完成記念コメントをいただきました!どうぞ!
「月曜日のスリール」がようやく完成しました。初めて作ったゲームです。
6月の終わりから企画していたので、6か月ちょっとかかったでしょうか。
私が途中あまりの背景の描けなさに制作を投げ出した時期があったので(8から9月)、それがなければもっと早く終わったと思います。ゴメンナサイ。
これではいつまで経っても完成しないではないか!と思い、雪咲さんに泣きついたら背景のラフを送ってくださいました。大変助かりました。この場を借りて感謝申し上げます。
今度ゲームを作るときは背景素材をお借りしようと思います。手描きにこだわったのが良くなかったね。反省点です。
雪咲さんのシナリオも素晴らしい出来で、それをなんとか形にしたいとスクリプトの途中で苗純も気合が入りました。
また、そのスクリプトの途中でエラーが発生してしまい、原因がわからず、終わった…と思いましたが、えにくまさんに泣きついたら解決していただけました。おかげでゲームが完成しました。その節はありがとうございました。
さて、「月曜日のスリール」ですが、内容については是非プレイしていただいて抱いた感想を大切にしてもらいたいのでここでは触れません。
なので、企画の意図について言及しようと思います。
「月曜日のスリール」は制作当初、ゲーム会社に苗純が就活を行うための企画としてスタートしました(今はゲーム会社志望ではありません)。
要は、企画書を作った実績として載せようと考えていました。
ですが、ただ企画として載せるだけではなくて実際にゲームを作った方が説得力が増すかなと思ってゲーム制作を始めることにしました。
テーマについて。
月曜日は一般的に憂鬱な曜日です。週の始めは学校や会社も始まりますし、月曜日は嫌いだという人の方が多いですよね。
そんな月曜日が楽しみになるようなゲームを目指そうと考えて企画を作りました。
爽やかな青春友情ADVになっていれば幸いです。
苗純蓮夏
「月曜日のスリール」完成おめでとうございます!
苗純さんから初めてシナリオ作成のお話をいただいた時、ただただ「声をかけてもらえて嬉しい!」という気持ちで、是非やりたいと返事をしました。
それから数週間後、簡易的な企画書をいただくと、その表紙に描かれていた「月曜日ちゃん」のキャラデザがとても刺さってしまい、ほんの3週間で全ルートを書き上げるほどの創作意欲が湯水の如く湧いた次第です。
今回シナリオ作成を任せていただきましたが、ざっくりとした原案は苗純さんが提示してくれていたので、僕は必要に応じて骨を作り、肉を付けてお返ししただけに過ぎません。先が気になるストーリー設定も、素晴らしいキャラクターも、美しい数々のイラストも、全ては苗純さんの功績です。生み出していただき本当にありがとうございます。
この文章を書いている段階ではまだ実際にプレイしていないので、プレイ出来るのを楽しみに待っています。
雪咲
どうも、このゲームを世界で最も遊んだ人間です。コメントを書くにあたって再度プレイしましたが、本作の心理描写や展開から喚び起こされる感情の機微には、ものの30分余りのゲームとは思えない深みを感じます。
記憶を失くした主人公・樹里が、月曜日にしか姿を見せないクラスメイト・美穂子と関係を深める中で2人の過去が徐々に紐解かれていくわけですが、2人の言動に隠された動機が伏線となる、ミステリーにも似た巧みな構成は、物語を進める手を止めさせません。
本作のラストに待ち受ける展開は、どこか身に覚えがあるプレイヤーも多いかと思います。私は当時の後悔に向き合う事を迫られ、果たして春風に吹かれたかのように氷解させられてしまいました。大人になった私は樹里のように踏み込めるのでしょうか。美穂子のように選び取れるでしょうか。青春を送る彼女たちは私には少し眩しく写りつつも、晴れやかに明日に希望を抱かせるような、爽やかな作品でした。ありがとうございました。
あと、特に深い意味はありませんが、クローゼットは開けない方が良いでしょう。
えにくま
遊んでくださった皆様に多大なる感謝を申し上げます。
これからも面白い創作物を作っていきたいと考えていますので、応援のほどよろしくお願いいたします!